安高理数48の会
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 50年目の真実
 1971年(昭和46年)9月某日、それは安積高校本館前で起こった出来事だった。突然ロケバスに乗って、若林豪や酒井和歌子ら東宝映画俳優らと須川栄三監督率いる撮影スタッフがやってきたのだ。 ⇒ 映画の宣伝はこちらまで 
 えっ?!何が始まるの?・・・2年9組の教室は本館2階の西端にあった。もう授業は終わり放課後になったところだった。野替一郎と芳賀雅美は帰り支度をすると、本館2階のバルコニーに行き下を見下ろした。途端に下から見知らぬお兄さん(後から助監督と分かる)が、「君たちそこにいると撮影の邪魔だから降りなさい」と声をかけられた。下に降りて靴を履き替え外に出ると、先ほどのお兄さんから「玄関のところから正門まで二人並んで普通に歩いて」と言われ、何事が分からず歩いて行ったら若林豪がいた。見慣れない掲示板(小道具だった)の前で何やら生徒と話をしている。横目でチラチラ見ながらぎこちなく歩き、野次馬の生徒たちがたくさん見ている前まで行くと、カットがかかった。一発勝負だった。
 そう、我々は映画デビューしたのである。後ろから鈴木幸吉くん(たぶん=本人には未確認)も、嬉しそうについてきている。
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