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東日本大震災と福島県復興の歩み
投稿日 | : 2024/12/29(Sun) 14:32 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog046.html |
2011年(平成23年)3月11日(金)14:46発生の宮城県沖を震源地とするマグネチュード9.0の大地震とその後に発生した大津波により、われらが福島県は大きな被害を受けた。地震の直接被害と共に東京電力福島第一原子力発電所の事故も併せて、本スレッドに関連する記事をまとめて記録としたい。
発生から14年が経過したが、記憶が失われる前に「語り部」として残しておく。多くの当会会員から投書のあった内容をまとめていく。以下、古い記事が下に新しい記事が上になるようレスポンス記載していく。
福島第一原発の立地する、双葉郡双葉町・大熊町では震度6強の地震が観測された。地震の51分後には、第2波となるが波高14mの津波が福島第一原発に到来し、大きく浸水した。そして事故は起こった・・・顛末は上記参照先URLをクリックして。
2024/03/15 福島第一原子力発電所津波対策【そのU】
投稿日 | : 2025/02/02(Sun) 17:29 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/TEPCO-news_20240315.pdf |
下記の記事に引き続き、報告書の画像を添付します。海面からの標高+8.5mの地盤に、高さ5m〜7.5mの堤防を建設し、嵩上げして海面からの標高+13.5〜16.0mとしました。上記参照先URLもクリックして、資料をご確認ください。
2024/03/15 福島第一原子力発電所津波対策【そのT】
投稿日 | : 2025/02/02(Sun) 17:26 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/TEPCO-news_20240315.pdf |
東京電力福島第一原子力発電所の防潮堤設置工事があった。廃炉を進めているのになぜ防潮堤の嵩上げが必要なのかを解説する。
2020年4月に内閣府「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会」が、日本海溝津波の発生が切迫していると評価したことを踏まえ、東京電力では日本海溝津波対策防潮堤設置工事を、2021年6月21日から進めてきた。2024年3月15日、防潮堤(本体部:総延長約1km・海面からの高さ+13.5〜16.0m)の設置工事が完了した。
その報告を添付する。画像として6頁分、PDF資料として上記参照先URLをクリックしご確認ください。
2025/02/01 その他の郡山市街地での空間放射線量実績
投稿日 | : 2025/02/01(Sat) 10:46 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog048.html |
わが母校安積高校校庭の空間放射線量は下記の通り報告した。原発事故前のレベルが0.04μSv/hrとすると、2025年1月実績で事故前の3.4倍程度の放射能が検出されていることになる。同じ考え方で、郡山駅前広場は事故前の3.0倍、開成館駐車場で3.2倍、金透小学校校庭で2.0倍というデータになっている。
下記のグラフを参照されたい。いずれも「国際放射線防護委員会(ICRP)」の一般公衆の居住許容上限勧告値が、0.23μSV/hr≧であることから、郡山市内の市街地はこれをクリアしている。除染がかなり進んでいる。このまま時間が経過すれば、金透小であと30年、その他の地域でも50年程度で、事故前のレベルに到達する見込みである。下記右側の写真は、「郡山市開成館駐車場(地上100cm)」モニタリングポストである。
2025/02/01 安積高校のモニタリングポストは?
投稿日 | : 2025/02/01(Sat) 04:50 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog048.html |
下の記事の続きです。実測値のグラフを示しましたが、実際の安積高校校庭に設置されたモニタリングポストはどのようなものなのか? 左の地図が設置場所で右の写真は郡山市内の学校や幼稚園に設置(小学校の例)されているものを撮影したものです。今度安積高校に行ったときに実物を確認し写真を撮影します。同じような形式だと推定します。
2025/02/01 街中のモニタリングポストの様子
投稿日 | : 2025/02/01(Sat) 04:44 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog048.html |
下の記事の続きであるが、市内の街中に建っている空間放射線量計モニタリングポストの写真も掲載しておく。左の写真は「郡山駅西口広場(地上100cm)」、真ん中の写真は「いわき駅前(地上100cm)」・「郡山市内小学校例」・「千葉県内小学校例」、右側のグラフは2025年1月の測定実績値推移である。郡山駅前の空間放射線量は安積高校校庭とほぼ同じレベルであった。
またグラフのプロットに、「福島県双葉町山田の消防団第六分団詰所向い側(地上300cm)」のポストを追加して4箇所にしてみた。この双葉町山田の当該区域は「特定帰還居住地域」に指定され、5年以内には立入制限を解除する見込みである。ポストは国道288号線に沿って設置されており、現状では指定区域に侵入しない条件で道路の通行だけならば許可されている。このポストは除染洗浄済みの国道に面しているが、依然として空間放射線量が2.6〜2.7μSv/hrもあり汚染が高いと言える。モニタリングポストの外観写真は、下の記事の右側の通り。
2025/01/25 放射線量計モニタリングポストはこんなところに
投稿日 | : 2025/01/25(Sat) 01:10 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog048.html |
会員ブログメッセージで空間放射線量の現状報告があった。事故のあった福島第一原子力発電所に近い定点観測施設モニタリングポストの内、2地点の写真を掲示しておきたい。左の写真が県道252号線から北へ入った町道沿い「双葉郡大熊町夫沢三区地区集会所(地上100cm)」、右の写真が国道288号線沿い「双葉郡双葉町山田の双葉町消防団第六分団詰所向い側(地上300cm)」である。中の地図はそれぞれの位置関係を示している。いずれも「福島第一原子力発電所」5km範囲圏内である。
2025/01/08 帰還困難区域は他の市町村にも広く分布
投稿日 | : 2025/01/08(Wed) 05:43 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog049.html |
東京桑野会ホームページ委員会より追記
「会員ブログ・メッセージ」の記事には双葉郡双葉町と大熊町の2町について述べてあるが、帰還困難区域はこの2町に限っている訳ではない。除染特別地域に法指定(2012年8月に公布された「放射性物質汚染対処特措法・第25条」にて制定)された市町村の区域の中で、前述の2町以外にも飯舘村・南相馬市・浪江町・葛尾村・富岡町の一部の区域が2025年1月現在も【帰還困難区域】となっている。すなわち、年間積算被曝線量として20ミリシーベルトを超えている地域ということになる。
スレッド親記事の「右端図に示した地図の【黄色に着色してある】部分」である。濃い青色着色部分は、政府が2029年12月末までに帰還が可能となるよう除染等の整備を実施する【特定帰還居住区域】に指定された。ちなみに【茶色に着色してある】部分は、2022年12月末までに帰還定住許可となった【特定復興再生拠点区域】である。ただし避難指示が解除され帰還定住許可となっても、放射線量は原発事故前の0.04μSv/hrレベルからは程遠いのが実態である。2023年4〜5月の放射線量分布図を添付する。この時「安積高校の校庭」は、0.15μSv/hrであった。避難指示解除基準上限である年間積算被曝線量20ミリシーベルトとは「放射線量測定値で3.80μSv/hr」である。地図で見ると、未だに濃い赤い色の区域があることが分かる。
2025/01/07 フクシマの復興を願って 《進む除染と住民の帰還定住化》
投稿日 | : 2025/01/07(Tue) 04:14 |
投稿者 | : 東京桑野会ホームページ委員会 |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog049.html |
東京桑野会ホームページ委員会制作・編集
3回に亘って「イチエフ問題を検証する会(匿名OB)」からの投稿ブログを掲載した。福島原発事故の被害を忘れないために、14年間経過してもなお現状復帰していない現実を真摯に受け止め今後の復興事業を支援していきたい。この章では、2024年12月末現在の双葉郡双葉町や大熊町を中心とする「除染特別地域」に指定された地区に、震災及び原発事故以前から居住していた人々の帰還定住化状況を見ていきたい。
2024年11月1日時点で、原発事故関連の避難者数は25,610人となっている。
2025/01/01 フクシマの空間放射線量は今《環境省のモニタリングポストの値から》
投稿日 | : 2024/12/31(Tue) 09:40 |
投稿者 | : イチエフ問題を検証する会(匿名OB) |
参照先 | : https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/blog048.html |
イチエフ問題を検証する会(匿名OB)制作・編集
環境省のホームページには、空間放射線量(率)モニタリングポストの定点観測データがリアルタイムで掲載されている。福島第一原発事故より以前から設置されていたポストも多いが、事故後福島県を中心に観測点が増えた。ここでは観測点として3箇所に注目し、事故後13年9ヶ月が経過した現在の測定データを考察したい。公平な立場で事実のみを発言していく。表記した測定データは2024年12月平均値であるが、ここ1年程度は大きな変化はない。
政府環境省の定める基準である「帰還許可線量値」が、年間積算被曝線量としておおむね20ミリシーベルト/年を超えないことが確実になった場合である。これは測定線量値として換算すると、「3.80μSv/hr」以下になってからとなる。原発事故前の、0.04μSv/hrレベルと比較すると約100倍の値だが、本当に居住しても大丈夫なのだろうか。ちなみに、「国際放射線防護委員会」の勧告値としては、住民居住許容上限が『0.23μSv/hr』である。
【2025/02/01追記及び図を追加】
左図は2024年12月の空間放射線量測定値(モニタリングポスト3箇所)を1ヶ月分グラフ化した。今回追加の右図は2025年1月の実績を改めて1ヶ月分グラフ化し掲載した。市川市立大柏小学校と安積高校の空間放射線量はほぼ同じで変化はない。大熊町夫沢三区集会所は、時間の経過によりやや下がっているように見える。核物質セシウム137の崩壊が僅かではあるが、進んでいるものと推察できる。
2024/11/13 福島原発ルポ:続く長き闘い 緒に就いたばかりの廃炉
投稿日 | : 2024/12/30(Mon) 06:00 |
投稿者 | : 住井亨介 nippon.com |
参照先 | : https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g01241/ |
住井亨介記者 ニッポン・ドットコム社の全国紙で警視庁や宮内庁を担当
東日本大震災によりメルトダウン(炉心溶融)を起こした福島第1 原発で、東京電力は事故後初めて「核燃料デブリ」の取り出しに成功した。廃炉作業での大きな一歩だが、なお長く厳しい道程が続く。苦闘する現場を取材した。
PDF資料 ⇒ https://www.tokyo-kuwano.jp/blog/1F-hairo_nippon.pdf
画像2枚は「事故の原因」